早稲田大学名誉教授・大槻義彦著「大学院のすすめ」という本があります。
この本に、修士論文のテーマの選び方について
「修士論文のテーマは教授(助教授)に任せたほうが無難である」
「独自にテーマを選んでしまうと失敗してしまうケースが多い」
と書かれています。
私は、この本に書かれている通り、自分で独自に研究テーマを選んで失敗しました。
指導教授から与えられた研究テーマがあったが…
実は、大学院入学が決まってから指導教員の先生から「やって欲しい」と言われたテーマがありました。
しかし、私は先生から言われたテーマを選びませんでした。
というのは、私自身がそのテーマについて、あまり関心がなかったのと、先生から「ほかにやりたいテーマがあれば、それをやってもよい」と言われたからです。
結局、自分で考えた(思いついた)テーマを選ぶことにしました。
いくつか先生にテーマを提示しましたが、どれも「修士論文にならない」と却下されました。
いくつかテーマを却下されたあと、最後に思いついたことを先生に言うと、「それ、おもしろい」と言われ研究テーマが決まりました。
独自に選んだ研究テーマで行き詰まった
研究テーマは決まったものの、ほどなくして行き詰まりました。
行き詰ったというより、最初から無理なテーマを選んでしまったために、間違った方向にどんどん進んでいった感じです。
また、選んだ研究テーマが、指導教員の先生があまり得意でない分野だったので、相談してもあまり納得のいく話ができませんでした。
おとなしく、先生から言われたテーマを選んでおけば、まだマシだったかもしれません。
独自に研究テーマを選んだのは無謀でした。
見事に失敗しました。
修士論文のテーマは指導教員の先生に任せたほうがよかったと後悔しました。
※この本の新品は売ってないと思われるので、ブックオフとかで中古本を買うか、図書館で借りるしかないでしょう。しかし、大学院進学を考えてる人は、一度読んでおいたほうが良いと思います。