工業英検が技術英検に名称等が変更されるというので調べてみた

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工業英検が技術英検に名称変更されるそうです。

工業英検とは、公益社団法人日本工業英語協会が実施する「科学技術文書を英語で読む能力・書く能力を客観的に正しく評価する」ための資格検定試験です。

2020年度から名称等が変更されるということで、詳しく調べてみました。

工業英検から技術英検に名称変更

2020年5月より、工業英検から技術英検に名称変更されます。

https://jstc.jp/4890/

変更の背景は、以下の通りです。

  • 我が国の主要産業である「工業」を名称に掲げたが、産業構造の高度化に伴って、本検定が扱う領域は科学技術全般に広がっている。
  • 大学等での科学技術英語を扱う科目名が「技術英語」である例が多い。

ということで、名称が「工業英検/工業英語能力検定」から「技術英検/技術英検能力検定」に変更となります。

正式名称は「技術英語能力検定」で、略称が「技術英検」です。

レベルの級の名称を変更

工業英検では、レベルが1級、2級、準2級、3級、4級とありました。

技術英検では、工業英検1級・2級がそれぞれ「プロフェッショナル」「準プロフェッショナル」へ変更されます。

工業英検準2級・3級・4級は、それぞれ技術英検1級・2級・3級へ変更されます。

準2級より1級のほうが、なんとなく響きがいいですね。

出題形式の変更

技術英検1級(旧 工業英検準2級)の記述式問題の出題形式と配点が変更になります。

技術英検2級・3級(旧 工業英検3級・4級)については、変更ありません。

合格基準は、技術英検1~3級とも60%(120点)以上の正解で合格です。

技術英検1~3級は、過去問が販売されています。

技術英検プロフェッショナル(旧 工業英検1級)は出題形式の変更はありません。

技術英検準プロフェッショナル(旧 工業英検2級)については、出題形式と配点がガラッと変わっています。

準プロフェッショナルの試験問題は、プロフェッショナルと同じものです。

というか、試験自体がプロフェッショナルの試験で、得点によって、プロフェッショナルか準プロフェッショナルかが決まります。

プロフェッショナルは75%(150点)以上の正解で合格。ただし、得点が50%未満の解答が1問でもあると、それだけで不合格です。

準プロフェッショナルは60%(120点)以上の正解で合格です。

受験料の変更

受験料は、プロフェッショナルと1~3級は旧制度からの変更はありません。

プロフェッショナル=16,500円、1級=6,400円、2級=5,300円、3級=2,600円です。

準プロフェッショナルは、7,300円から16,500円と大幅に変わります。

厳密にいうと、準プロフェッショナル(旧 2級)の試験はなくなり、プロフェッショナルに吸収された感じですね。

検定試験実施回数の変更

試験の実施回数が年4回から年3回に減ります。

ただし、プロフェッショナルは年2回で変更なしです。

一番変わるのは、技術英検 準プロフェッショナル(旧 工業英検2級)

一番変わるのは、準プロフェッショナルです。

他のレベル・級は、ほとんど名称のみの変更ですが、準プロフェッショナルは名称だけでなく、出題形式や受験料も変更になります。

https://jstc.jp/exam/about/
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