ワイルド7(ワイルドセブン)
望月三起也 原作のマンガです。
これのテレビ実写版が1972年10月~1973年3月、全25話で放送されました。
リアルタイムで見たのは、たぶん3話あたりから。
1話、2話は後に発売されたビデオで見ました。
ワイルド7は原作の漫画よりも先にテレビの実写版を見ました。
なので、ワイルド7といえば、テレビ実写版のイメージが強かったです。
ちょっと、当時のワイルド7のメンバーの演者を振り返ってみます。
ワイルド7テレビ実写版キャスト
飛葉(演・小野進也)
ワイルド7の飛葉といえば、小野進也を思い出します。
その後、いろんなドラマで見かけると「あ、飛葉だ!」と言っていました。
先日見た水戸黄門の再放送で、悪徳奉行の役で出演しているのを見ました。
撮影中の事故で足の指を3本欠損したとのことです。
八百(演・手塚茂夫)
ドラマ中では、ガムばっかり噛んでいたイメージがあります。
原作の八百のイメージとはかけ離れていました。見た目が全然ちがう。
「太陽にほえろ!」で松田優作が演じるジーパン刑事を射殺した犯人として知られています。
ジーパン刑事もなぜか、この日だけはいつもの青色のジーパンでなく白色のジーパンをはいていたので、なんでだろう? と違和感を覚えました。
今や松田優作も手塚茂夫も故人となってしまった。
オヤブン(演・永井政春)
オヤブンも原作のイメージと違う感じでした。
原作のように丸いサングラスをかけていないからでしょうか。
しかし、原作よりもテレビ実写版のほうが本職か!?と思うほどでしたが。
ヘボピー(演・笹本顕)
顔はなんとなく原作のヘボピーに近かったです。
というか似せていたのでしょう。
しかし、身体は原作とはまったく違ってスリムでした。
「原作のヘボピーように太れ!」とプロデューサーから言われたものの、いくら食べても太らなかったとのことです。
世界(演・マイケル中山)
飛葉の小野進也と同様、ワイルド7の世界といえば、マイケル中山を思い出します。
原作の世界の雰囲気を醸し出しているような気さえします。
中山エミリの父親と知って、へぇ~。
三田村邦彦の元妻・中山麻理は妹で、第2話で共演しています。
チャーシュー(演・花巻五郎)
しばらくは、この人が両国だと思っていました。
原作の両国にそっくりです。
身長とかメガネとかひげの感じとか。
両国殉職後に両国のサイドカーを受け継いで乗っていたからというのもあるでしょう。
ワイルド7以外にもバロムワンとか他のドラマでも見ました。
両国(演・小池雄介)
正直、あまり印象がありません。
後に発売されたビデオを見て、あー、こんな顔だったのか。
記憶にあるような、ないような。
出演は全25話のうち第1話~11話まで、12話以降は、所属事務所とプロデューサーとのゴタゴタにより降板したらしいです。
第13話「両国死す!!」により殉職したことになりました。
モヒカン(演・ジョージ津川)
原作にはないテレビ実写版のオリジナルキャラクター。
両国殉職後の後釜です。
個人的にはすごく印象が強かったです。
モヒカンヘアが奇抜過ぎて。
目がなんとなく飛葉役の小野進也に似ているなぁ。
ムード歌手だったらしいですが、モヒカン頭で歌っていたのでしょうか?
演者のほとんどが自動二輪免許を持っていなかった
オートバイが出てくるドラマというのに、メンバーのほとんどが自動二輪免許を持っていなかったらしいです。
ワイルド7の撮影のために教習所に通って自動二輪免許を取得したそうです。
なかでも、両国役の小池雄介とチャーシュー役の花巻五郎は、なかなか免許が取れず、撮影直前にやっと免許が取れたそうです。
そんな初心者ばかりが、いきなり750ccの大型バイクに乗って撮影。
しかも吹替なしのバイクアクションあり。
当時は、そんな裏事情など知らずに見ていました。
メンバーの中で唯一の二輪免許を持っていたのが、オヤブン役の永井政春。
しかも、オートバイ好きでオートバイクラブに入っていたそうです。
ライディングテクニックもピカイチだったらしい。
そらそうでしょう。
ほかのメンバーはオートバイ初心者ですから。