墓参りに行くたびに毎回草むしり。
雑草対策として玉砂利を敷き詰めましたが、10年、20年とたつと、玉砂利の隙間から雑草が生えてきます。
いっそのこと、除草剤を撒こうかということで、除草剤を買おうとしました。
ところが、「墓石を変色させる」「周囲との距離を1~2m空けること」といった注意書きがあり、買うのをやめました。
ネットで検索すると、「お墓の除草塩」なるものを見つけました。
そこで、除草塩が効果があるのか調べてみました。
お墓の除草塩の成分
お墓の除草塩の成分は、100%天然ヒマラヤ岩塩。
さらに、海洋汚染や放射能汚染の影響を受けていない天然の岩塩、天然の岩塩を加工したもの、天然無害な岩塩、鉄分の少ないホワイト岩塩と書かれています。
つまり、天然の塩100%ということ。
ヒマラヤ岩塩とは、「主にパキスタン、ネパール、チベット、インドの岩塩鉱床から産出される岩塩の総称」とのこと。
どうやって手に入れてるんでしょう?
直輸入? 輸入業者を通じて?
それはともかく、除草塩の成分は、100%天然の岩塩ということです。
お墓の除草塩による除草の原理
除草塩による除草の原理は、
・雨が降るたびに天然塩の成分がゆっくり溶け出し、土の中へ染み込む。
・土壌の塩分濃度を高くする。
・雑草の根元から水分を奪う。
・雑草が枯れる。
と、こんな感じです。
お墓の除草塩の除草効果
除草効果は高いとされています。
効果の持続期間は、降雨量により多少変わりますが、およそ2~3ヶ月。
もともと海だった場所は、塩分濃度が高いので、植物が生息しにくいと言われているので、塩による除草効果が高いのも納得できます。
お墓の除草塩のデメリットというか注意点
お墓の除草塩の注意点として、
・鉄分を含む墓石は変色の原因となる
・鉄製の工作物周りに使用しないこと
・近くに枯らしたくない植木や作物のある場所での使用には注意
とあります。
塩なので、鉄を錆びさせます。
墓石の変色とか、近くに枯らしたくない植木のある場所での使用に注意とか、ほとんど除草剤の注意点と変わりません。
玉砂利への影響はどうなんでしょう?
海岸の常に海水にさらされている石は、さほど影響ないように思えるんですが、もろいんでしょうか?
お墓に塩をまくのはよいと言う人がいる一方で、石材屋はお墓に塩をまくのは絶対ダメと言う人もいます。
どうすれば、いちばんよいのでしょう?
さいごに
除草塩は原理上、除草効果があることがわかりました。
また、墓石にも影響を与えることもわかりました。
結局のところ、除草剤も除草塩も墓石に影響を与えるので、どちらを使っても墓石にはよくないといえるでしょう。
除草剤を使うか、除草塩を使うか迷います。
諦めて草むしりを続けるのか。