【運転免許の歴史】小型四輪免許について調べてみた

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運転免許の区分で「小型四輪免許」というのが昔ありました。

そこで、小型四輪免許はいつからいつまであったのか?

小型四輪免許では、どんな自動車を運転できたのか?

小型四輪免許の廃止後は、どうなったのか?

を調べてみました。

小型四輪免許があったのは、いつからいつまで?

小型四輪免許ができたのは、1949年11月1日。

それまでは、小型免許(第一種)という区分でした。

小型四輪免許が存在したのは、1949年(昭和24年)11月1日から1960年(昭和35年)12月19日まで。

1960年12月20日の改正で、小型四輪免許は廃止され、普通免許に統合されました。

小型四輪免許は16歳で取ることができました。

小型四輪免許で運転できる自動車は?

小型四輪免許で運転できる自動車は、小型四輪自動車軽自動二輪車(1949年~)。

小型四輪自動車とは1500cc以下の四輪車、軽自動二輪車とは150cc以下の二輪車です。

1952年に、軽自動二輪車が軽自動車に統合され、同時に軽自動二輪車の規格が150cc以下から250ccに変更されました。

それに伴い、小型四輪免許で運転できる軽自動二輪車も150cc以下から250cc以下へ変更されました。

1960年には、小型自動車の規格が1500cc以下から2000cc以下に変更されました。

小型四輪免許廃止後はどうなった?

1960年の改正で、小型四輪免許が廃止され、普通免許に統合されました。

1960年の改正後は、(限定解除)審査を受けなければ、「審査(小四車)未済」(排気量2000cc以下・最大積載量2t以下の普通自動車に限り運転可能)といった限定条件が付きました。

のちに条件等の記載が「普通車は2000cc以下の自動車に限る」に変更されたそうです。

しかし、ネットで検索しても小型四輪限定免許を見たことがありません。

おそらく、小型四輪限定の普通免許を持っていたほとんどの人が、審査を受けて限定解除したものと思われます。

もし仮に、小型四輪限定の普通免許を持っている人がいたとして、その人の現在の運転免許の種類はどうなるのでしょう?

1956年7月31日までに小型四輪免許を受けた人は、普通二種免許+大型二輪免許。

1956年8月1日以降に小型四輪免許を受けた人は、普通免許+大型二輪免許。

となるものと思われます。

ただし、「普通車は2000cc以下に限る」という条件が付くらしいですが、二種免許については「2000cc以下に限る」という条件が付かないという記述もありました。

さいごに

小型四輪免許の歴史についてでした。

小型四輪免許があったのは、1949年から1960年まで。

運転できる自動車は小型四輪自動車(1500cc以下、のちに2000cc以下)と軽自動二輪車(150cc以下、のちに250cc以下)でした。

普通免許の統合される形で、小型四輪免許は廃止されました。

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