臨床工学技士を目指した理由が「会社を辞めたかったから」では、仕事が続くはずがない

私は「臨床工学技士」という医療国家資格を持っています。

会社勤めのあと、専門学校へ進学し、資格を取りました。

病院やクリニックで働いていましたが、勤めていたクリニックが閉院となり失業しました。

失業後、もう医療現場では働きたくないと思いました。

病院やクリニックに再就職したくないと思いました。

これは、臨床工学技士を目指したきっかけが「会社を辞めたい」という後ろ向きな理由で、しかも、自分に適性があるのか、じっくり考えなかったせいだと思いました。

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臨床工学技士を目指したのは会社を辞めたかったから

臨床工学技士を目指した理由は、新卒で入った会社が嫌で辞めたくて仕方なかったからです。

最初の会社は、もともとやりたくない業種のやりたくない職種でしたので。

会社を辞めるために、転職情報誌を毎週のように買っては気になった企業へ履歴書を送り、また、公務員試験も受けました。

ところが、転職活動はうまくいかず、公務員試験も受け続けましたが、一度も合格することなく年齢制限で受験できなくなりました。

転職も公務員試験もうまくいかないのは、学生時代の勉強不足が祟ったか!?(もともと勉強は苦手)と思い、もう一度学校へ行って学び直したほうがよいかなと漠然と考えていました。

転職活動については、当時はインターネットもなく、転職情報誌で情報を集めていました。

転職情報誌を眺めるうちに、医療はニーズがなくならないだろうと思い、医療機器関連企業への転職を視野に入れました。

そんなときに書店で臨床工学技士養成校のパンプレットを見つけて「臨床工学技士」という資格があるのを知りました。

医療機器を扱う職種らしい。人工心肺装置とか透析装置とか。

人工心肺は知っていましたが、「透析」については、このとき初めて知りました。

「臨床工学」というネーミングに興味を持ったと同時に、資格を持っていた方が転職しやすいのでは?と思いました。

透析に関わる技士の数が足りないらしいので、入る余地があると思いました。

透析の仕事をやりたいと思ったのではなく、資格を取れば自分も入り込めるんじゃないかと思ったのです。

いわば、「手に職を付けたら」という感じです。

とはいっても、「臨床工学技士」について調べるうちに興味が深くなったのは確かです。

こんな本とか↓

こんな本を読んだりして↓

ただし、臨床工学技士の「仕事」というより「資格」に興味を持っただけかもしれませんが。

ともかく、専門学校に合格したので、「臨床工学技士の資格を取って病院で働くために学校へ行く」という大義名分で会社を辞めることができました。

表向きは「臨床工学技士の仕事がやりたい」ですが、本音は「会社を辞めたかった」です。

臨床工学技士の仕事が続かなかったのは自分の適性を考えなかったから

臨床工学技士の資格を取って病院に転職しましたが、落とし穴がありました。

自分に向いていなかった、適性がなかったことでした。

そもそもの出発点が「臨床工学技士の仕事をやりたくて」ではなく「会社を辞めたくて」学校に行って資格を取ったのですから。

臨床工学技士に興味を持ったのは確かですが、その仕事が自分に向いているのか、適性があるのか、深く考えませんでした。

ある意味、資格を取ったらゴールみたいな。

最初に入った病院で、系列病院から応援に来ていた先輩技士から、パワハラまがいの指導を受け、透析患者からはボロクソに言われつつ働いていました。

それを除いても、なにか違うなと感じていました。

機械だけを相手にするならまだしも、人を相手にするのは自分には合わない。

だんだん病院勤務がしんどくなってきました。

4年間病院に勤務したあと、「医療機器について、もっと勉強するため」という名目で病院を辞めて大学院へ進学しました。

このときも、辞めるために大学院へ行った感じですね。

大学院を出た後、辞めた病院に復帰しましたが、やはり医療現場は向いていないなと再認識しました。

救急車のサイレンの音がストレスでした。

そこで、かねてから興味のあった医療機器関連企業へ転職を目指し、面接を受けましたが不採用。

病院の仕事は務まらないと思ったので、仕方なく、知り合いの医者が経営するクリニックに就職しました。

わりとぬるい職場でしたから、医療現場の仕事は向いていないと思いつつも、なんとか続けられました。

給料はそこそこよかったので、貯金しつつ、資産運用しつつ、副収入を得つつ、早期定年退職しようと考えていました。

ところが、院長の都合でクリニックが閉院となり、失業しました。

定年まで9年ほど残して、自分より先に院長が辞めてしまいました。

失業して、また病院やクリニックで働きたくなかったし、医療現場から離れられてホッとした自分がありました。

本当に自分に向いているのか、よく考えず臨床工学技士になったので、失業して迷う羽目になりました。

よほど器用になんでもこなす人なら続くのかもしれませんがね。

学生時代の病院実習が楽しくなかったので、就職先に病院を選ぶべきでなかった

正直、病院実習は楽しくありませんでした。というか、イヤでした。ものすごいストレスでした。

この時点で、就職先の候補から病院を外すべきでしたね。

病院実習に行ってる最中、自分のいるべき場所ではないなという無意識の感覚がありました。

病院実習が終わってホッとしたのを覚えています。

そもそも「臨床工学技士」の資格を知ったのは、医療機器関連企業への転職を考えているときでしたので、就職先として、病院ではなく医療機器関連企業という選択肢もあったはずです。

専門学校時代の就職活動のターゲットを医療機器関連企業にしていたら、どうなっていたんだろう?

失業してから、そんなことを考えたりもしました。

でも、医療機器関連企業を受けても採用されるとは限りません。

実際、病院勤務時代、転職するために医療機器関連企業の面接を受けましたが、不採用になりましたし。

専門学生時代、周りがほとんど病院への就職を希望していたので、周りに流されましたかね。

まぁ、学校自体が病院への就職を大前提にしていましたから。

企業への就職を…とちらっと言ったら先生が「えっ?」とビックリしてました。

結局、周りに流されてしまって、自分を見失った結果、就職先を誤ったんでしょうね。

医療職への就職を考えるときは、自分に適性があるかじっくり考えよう

臨床工学技士に限らず、医療職を選ぶときは、自分の適性をじっくり考えたほうがよいです。

でないと、就職してから「しまった!」と思うことになりますから。

特に医療職は特殊ですから、向いてない人が飛び込んでしまうと、精神的にやられてしまいます。

私のように、ぬるい職場だったから続けられたものを、失業してから医療現場に戻りたくないと思うのは、自分に向いてない、適性がないという何よりの証拠です。

私みたいにならないように、職を選ぶときは、自分の向き不向きを、適性をじっくり考えましょう。

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